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辞書の紹介 [雑談]

↓の【上級】問題で、外国語を学ぶ際のコロケーションの重要性について述べました。そこで、役に立つ辞書を紹介します。

1. 『インドネシア語基本語用例辞典』 森村蕃、大学書林
日常語を中心に、基本単語1500語について、多くの用例・例文を示しています。単語カードを作るなら、この辞書の用例を使うのがいいでしょう。単語選定も、かなりよく練られているように思います。欠点は、派生語がほとんど載っていないこと。したがって、純粋な辞書としては使えません。

2. 『インドネシア語常用会話辞典』 舟田京子、南雲堂フェニックス
和→イの形で、日常語約1500語の用例が載っています。日本語見出しなので、類義語の使い分けが勉強になります。例えば「落ちる」を引くと、見出しは jatuh ですが、例文に「木の葉が落ちる」「試験に落ちる」「日が落ちる」があり、rontok, gagal, terbenam を覚えることができます。コロケーションという点では、現在最高の辞典です。私の問題作りにも、かなり利用させてもらってます。欠点は、日本語見出しの選定がかなり恣意的で、調べたい単語が載ってないことが多いので、やはり純粋な辞書としては使いづらいです。なお、舟田氏の本は、基本的によいものが多いです。

3. 『最新インドネシア語小辞典』 佐々木重次、私家版
すでに何度も紹介しているように、言うまでもなく日本最高の辞書。他の辞書と比べるまでもありません。コロケーション辞典ではありませんが、常に参照する価値があります。欠点は、名詞の用例は多いですが、それに比べて動詞のコロケーションが極端に不足しています。動詞の項に、どんな目的語を取るのかに関する情報を大幅に増補してほしいです。(実現は3.0版くらいになったらでしょうか…)

初級の方には1を、中級(C級)以上の方には2をおすすめします。いずれも、かなり抜きんでてると思いますが、比較的マイナーなので、ご存じでない方もいらっしゃるでしょう。いい本が売れないのは、とても残念なことです。
谷口しか持ってないなんていう人は、はっきり言って、根本的な心構えがまちがっています。インドネシアに旅行するのもけっこうですが、その1/10の金額でいいので、とうぜん辞書にも金をかけるべきです。

(余談)
ここでamazonのリンクを貼っておくと、もし誰かが購入したとき、私に一定の金額が入る、というシステムがあるらしい。でもそんなセコいことはしません。
1と2はamazon等で買えます。3はこちらから、著者に直接申しこんでください。


コメント(1) 

コメント 1

ine_go

me-動詞の変化・音声の変化のパターンが分かれば、3はいいですね。先ほど、神田で授業してた時に、laronという言葉を引いて、出てきました。さすがですね。
by ine_go (2006-05-26 00:54) 

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